米国債の単価とゼロクーポンの関係を把握するには、まず米国債の種類を知ることです。米国債には利付債と割引債があります。米国債では1年未満の短期国債のみが割引債となっています。
米国債の割引債は、発行時には額面よりも低い金額で発行されて、償還期日に額面価格が償還され、その差額が利益となる代わりに利息は支払われない債券です。利息(クーポン)が付かないことから、割引債はゼロクーポンという別名がついています。
また、米国債の単価とは、額面を100%として、それに対するパーセンテージで表した米国債の価格のことです。ですから、米国債の単価、割引債(ゼロクーポン)の単価がいま何%なのかは、ゼロクーポンの額面つまり償還時の売却価格との兼ね合いで、ゼロクーポンを購入する際に重要な情報であるわけです。米国債のゼロクーポンの単価が低い%であるほど、償還時に得られる差益は大きくなるからです。
米国債のゼロクーポンの単価は利回りと逆数の関係にあります。単価が下落すると利回りは上昇し、単価が上昇すると利回りは下落します。ゼロクーポンは利息がつかないのですから、資金を利付債に充てるか割引債(ゼロクーポン)に充てるかは、考慮のしどころとなります。